 ATEN (エイテン)ジャパン株式会社は、IP-KVMスイッチシリーズである 「KVM Over the NET™ *1」の新製品としてKN1108v/KN1116vの2機種を発売します。出荷開始日は5月7日です。
本製品はローカルとリモートの各1ユーザーが8/16台のサーバーを操作できるIP-KVMスイッチです。電源およびネットワークは二重化が可能で、システムの耐障害性を確保します。この他にも、リモート側のメディアをサーバー側にマウントできる「バーチャルメディア」機能や、KVMスイッチ配下のサーバーコンソールを複数同時に表示できる「パネルアレイモード」を搭載し、サーバーの遠隔管理業務を強力に支援します。
*1 KVM Over the NET™(KVMオーバーザネット)とは、リモートアクセスに対応したATENのIP-KVMスイッチシリーズです。
製品の主な特長とメリット - 最大1920×1200の解像度対応 画質調整機能でストレスのない遠隔操作を実現
従来のATEN IP-KVMスイッチでは、1600×1200の解像度が最大でしたが、本モデルでは更に高い1920×1200の解像度がご利用いただけます。さらに、リモート画面の遅延を解消して滑らかに表示させたり、使用帯域や画面の情報量を検出して画質を最適化させたりできるため、遠隔からでもストレスを感じることなく操作することができます。 ※1920×1200の解像度は、コンピューターモジュールKA7175/KA7176/KA7177の使用時に利用可能です。
- パネルアレイモード対応
リモート側の出力画面を格子状に分割し、KVMスイッチ配下のサーバーコンソールを複数同時に表示します(図1参照)。画面の変化も一目瞭然ですので、迅速な対応が可能になります。
- バーチャルメディア機能搭載
リモート側のコンピューターに接続されたUSBフラッシュメモリ、DVD、CD-ROM等のメディアを製品配下のサーバーにマウントすることができます。インストールやファイル転送も自席から可能になるため、遠隔から作業を効率的に進めることができます。
- デュアルNIC/デュアル電源対応
電源ソケットとネットワークインターフェースを各2ポート搭載。電源とネットワークの二重化によって、障害によるサービス停止のリスクを減らし、常時稼働のシステムを安定運用することができます。
- サーバーに加えて最大2台のシリアル機器もリモート操作が可能に
製品リアパネルに2箇所あるRJ-45ポートに、製品同梱のシリアルアダプター(SA0142)を介してシリアルデバイスを接続すると、これらのシリアルデバイスにもリモートアクセスが可能になります。
標準売価および出荷開始日 製品型番 | 製品名 | 標準価格 | 出荷開始日 | KN1108v | リモート1/ローカル1ユーザー 8ポートKVM Over the NET™ | オープン価格 | 2013年5月7日 | KN1116v | リモート1/ローカル1ユーザー16ポートKVM Over the NET™ | オープン価格 |
対象業界 | 製造 | 流通 | 金融 | 情報通信 社会インフラ | 医療 | 文教 | (最高★3) | ★★ | ★★ | ★★ | ★★★ | ★★ | ★★ | 導入効果 | - サーバーへのリモートアクセス機能により、緊急障害対応にかかる時間とコストを大幅に削減
- バーチャルメディアを活用した遠隔からのインストール作業でエンジニアの負荷を軽減
- パネルアレイモードの使用により、サーバー監視業務を効率化
|
※表の見方: ★ 導入可能な業界 ★★ 導入に適した業界 ★★★ 導入に最適な業界
|