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導入までの背景

2023年4月に九州産業大学は、1号館 で570名を収容する講堂内の設備を管理するシステムとしてATENジャパンのVKシリーズを導入しました。その背景には教員や外部からの講演者でも、タブレット端末で簡単に講堂内の設備の操作ができるシステムを導入したいという意図がありました。
九州産業大学の伊東課長と、本システム構築したSIのベネックスソリューションズ、秋吉様、野口様にお話しをお聞きしました。

大学内講堂での利用背景

Q. 今回、当社の製品のVKシリーズを導入いただいた背景をお聞かせいただけますか。

九州産業大学
伊東様:
この講堂には当初、簡素な設備しかありませんでした。建設して10年ほどで、教卓やAV設備を導入しましたが、タッチパネルの使い勝手が悪く苦労していました。その後、2014年に教室を大規模に改修し、その際に、椅子やテーブルも入れ替え、スクリーンやAV設備も一新することにしました。
今回2022年の改修で、パートナーのベネックスソリューションズさんに相談しながら、最適な設備を選定しました。
九州産業大学1号館 講堂(S201)
【九州産業大学1号館 講堂(S201) 】
講堂の演台に設置されたタブレット端末画面
【講堂の演台に設置されたタブレット端末画面】
九州産業大学
伊東様:
この講堂は授業で使うだけでなく、講演会や外部の方に貸し出すことも多いので、以前は教卓にマニュアルを置いて使い方を説明していましたが、現在のシステムは、簡単な操作の説明だけで済むようになりました。
見やすいタッチパネル端末で簡単に操作できるようになったのでストレスなく使えます。

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【九州産業大学 教務部 教務課長 伊東真比呂様】

【九州産業大学 教務部 教務課長 伊東真比呂様】

サポート業務を大幅に改善

Q. 初めて使う方にも、問題なくご利用をいただいていますか。

九州産業大学
伊東様:
このシステムの導入前は、我々のサポートが必要でしたが、今では事前に操作タブの簡単な説明をするだけで、講演者自身で操作できるようになりました。このシステムは非常に直感的で、スマートフォンのように操作が簡単なので、初めて使用する方でも問題なくご利用をいただいています。これにより、私たちのサポート業務も大幅に軽減されました。
タブレット端末画面の操作画面
【タブレット端末画面の操作画面】

Q. タッチパネル端末の操作方法を説明するのみで、運用ができているのですね。

九州産業大学
伊東様:
そうです。事前に画面のコピーを送る必要もなくなりました。ユーザーに優しい設計のおかげで、特別なトレーニングを受けなくても、すぐに操作方法を理解できます。

講堂内の設備をタッチパネルで操作

Q. ベネックスソリューションズ様にお尋ねします。本システムを構築した時期や管理設備を教えてください。
(ベネックスソリューションズ様は以下、「ベネックス」と記載します。)

ベネックス
秋吉様:
導入時期は2022年で、本格的に運用を開始したのは2023年4月からです。年度末の3月までイベントや催し物が多く、その期間に準備も含めて2023年3月には運用を開始しました。運用開始直後から、多くの利用者から高評価をいただいています。基本的に照明やプロジェクター、ライティング、マイク、暗幕、スクリーンなど、全てのAV設備をコントロールしています。これにより講演や授業の準備が非常にスムーズに行えます。
ベネックスソリューションズ株式会社 
【ベネックスソリューションズ株式会社】
ソリューション営業グループ 営業1チーム  秋吉智希  係長 (写真左)
エンジニアリンググループ ENG1チーム 野口康広 技術顧問 (写真中央)

ATEN VKシリーズの選定理由

Q. 講堂のリニューアルの際に当社のVKシリーズをご選定いただいた理由は何でしょうか。

ベネックス
野口様:
講演者やスタッフが簡単に操作でき、カスタマイズができて、トラブルが少ない点です。多くの方が使用する講堂なので、直感的に操作できるシステムが必要でした。またコロナ禍の影響で、リモート授業が急増し、リモート対応でのカメラの設置と、カメラや音響設備を簡単に操作できるシステムが必要でした。さらにタッチパネル端末側もカスタマイズできる柔軟性が求められていました。ATENの製品は、そうしたニーズに応えられるものだったので選定しました。

以前はWindow OSのタッチパネル端末を使用していましたが、OSのバージョンアップへの対応やパソコンがクラッシュしたり、起動まで時間がかかるといった問題がありました。VKシリーズは、ハード面での信頼性が高く、画面のレイアウトも自由に決められる点を評価しました。特に直感的な操作性と高い信頼性が決め手となりました。
【S201講堂のコントロールルームにて ベネックスソリューションズ 秋吉様 (左)、野口様 (右)】

【S201講堂のコントロールルームにて 
ベネックスソリューションズ 
秋吉様 (左)、野口様 (右)】

Q. 操作画面の設計では、どのような点を考慮されたのでしょうか。

ベネックス
秋吉様:
伊東課長や大学の方々の要望を反映しながら操作画面を設計しました。
使いやすさを最優先に考え、タッチパネルの表示や操作性には細部までこだわりました。

VKシリーズ 会議室ソリューション システム構成図(参考)

導入後の評価

Q. 利用者の皆様の評価はいかがでしょうか。

九州産業大学
伊東様:
直接的に「変わって良かった」というフィードバックは少ないですが、操作方法に関する質問がほとんどなくなったので、利用者には使いやすいと感じていただけていると思います。使い勝手が悪ければ、すぐに苦情が来るものですが、それはなくなりました。特に授業中のトラブルが減ったことが大きいです。これにより、授業がスムーズに進行し、学生も集中して学習できるようになりました。

DXの取り組み

九州産業大学
伊東様:
このシステムには、カメラの制御も組み込まれており、講演や授業の録画が簡単にできるので、講演者や我々が遠隔授業やオンデマンド配信を容易に行えるようになりました。これにより、教育の質が向上し、学生からも好評です。収録は、講演者が自分で操作しながら録画することも可能です。外部の方に操作をさせることもできますし、我々がサポートすることもあります。カメラの設定のプリセット機能もあり、操作が簡単です。このシステムの導入により、講演や授業の録画が非常にスムーズになり、後の編集作業も楽になりました。

この講堂は大学の中で最も大きな教室で、授業や講演、保護者の方が来られた時にも使用します。そのため設備の使い勝手や最新技術の導入は非常に重要です。DX(デジタルトランスフォーメーション)の観点からも教育現場でのデジタル化が求められており、学生たちにもその恩恵を感じてもらえるよう努めています。

Q. 最後にこのシステムの今後の課題や改善のご要望があれば、教えてください。

九州産業大学
伊東様:
特に大きな問題はありませんが、AV系の制御画面、マイクの制御画面などが複数あり、それらを切り替えながら操作する必要があります。一画面に集約するのは難しいかもしれませんが、よく使う機能を集約した画面があるとさらに使いやすいと思います。今後のアップデートで、さらに使いやすいインターフェースになることを期待しています。

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