ATEN (エイテン)ジャパン株式会社は、商業施設や教育現場等でのデジタルサイネージシステムで好評をいただいているビデオマトリックススイッチャーに、16系統タイプの「VM1600」モジュール式シームレススイッチャーを加え、対応入出力ボード、電源モジュールおよびファンモジュールとともに、5月15日より発売を開始します。
VM1600は従来製品のシームレス切替・高い操作性のGUI機能はもちろんのこと、ホットスワップ対応のDVI/HDMI入出力ボードや電源モジュール、ファンモジュールを採用しているため、安全性や拡張性が格段に向上しました。本製品は、商業施設等での大型デジタルサイネージでの使用はもちろん、セキュリティに対する意識が高まる中、重要性がさらに増していく監視室や制御室システムでの使用に最適な製品です。 製品の主な特長とメリット - 環境をフレキシブルに構築可能
VM1600はビデオソースおよびディスプレイ共にそれぞれ最大16台接続して、簡単かつフレキシブルに映像をマトリックス状に出力することができます。ホットプラグ対応の入出力ボードを採用しているので、ご使用の環境に合わせて、システムの設定をカスタマイズできます。さらに、異なるビデオインターフェースを混在させて、各種ビデオフォーマットにエンコードすることもできます。
- ホットプラグ対応モジュール式ファンおよび冗長電源を採用
VM1600にはオーバーヒートによって、製品の性能が著しく低下したり、操作中に故障したりするのを防ぐために、モジュール式ファンを搭載して、冷却システムが常に安定して動作するようにしています。このモジュール式ファンはホットプラグ対応なので、システムをシャットダウンすることなく、入れ替えが簡単にできます。さらに、VM1600には、電源スロットが2つあるので、電源を2台接続すれば、主電源がダウンしても、自動的に予備電源に切り替わり、バックアップすることができます。このように、安定した動作とご使用の機器の保護を実現します。
- ビデオウォールの設定が簡単
VM1600は、入力ソースからの信号全てを同時に処理するため、遅延や信号の減衰が発生することなく、ビデオウォールとして表示可能。ビデオウォールの出力表示レイアウトがそのまま描かれる、わかりやすいWebブラウザベースの操作画面を使用して、ビデオウォールの出力表示レイアウトを設定できます。また、その設定内容は最大32通り保存できます。
- スムーズでシームレスな映像出力を実現
VM1600にはスケーラー機能搭載し、クロスポイントデザインを採用しているので、ビデオフォーマットを統合することで、途切れの無いビデオストリーミング、リアルタイム切替、安定した送信を可能にしました。また、入出力ポートは0秒に限りなく近く、スピーディーに切り替えることができます。TMDS対応で、1080p、1,920×1,200@60Hzでの解像度においても遅延を感じない高速通信を実現します。
- オーディオのエンベデッド・ディエンベデッドが可能
HDMI信号からオーディオ信号を分離するディエンベデッドおよびアナログステレオ信号のエンベデッドが可能なので、ひとつのソースデバイスからのオーディオとビデオ信号を切り替えて、別々に出力することもできます。

標準売価および出荷開始日 製品型番 | 製品名 | 標準価格(税抜) | 出荷開始日 |
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VM1600 | 16×16モジュール式シームレススイッチャー | オープン価格 | 2015年5月15日 | VM7604 | VM1600用4ポートDVI入力ボード | VM8604 | VM1600用4ポートDVI出力ボード | VM7804 | VM1600用4ポートHDMI入力ボード | VM8804 | VM1600用4ポートHDMI出力ボード | VM-PWR400 | VM1600用電源モジュール | VM-FAN60 | VM1600用ファンモジュール |
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