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導入までの背景

群馬大学では多数の研究機器が共用化され研究者に利用されている。共用機器利用における課題として、測定が長時間におよぶ場合には、必要に応じてその都度、機器のある施設へ足を運ばなければならず、キャンパスをまたいでの機器利用も多い群馬大学では、利便性が悪いという点があった。

さらに、2020年4月には新型コロナウィルス感染症の拡大により、学内への立ち入り制限が実施されたことで、従来どおりに研究を継続することが難しくなっていた。これらの背景から、現地に行かなくてもリモートで機器を操作して研究活動を継続できる方法を探していたところ、「IP-KVMスイッチ」の存在を知ることになった。

要件のひとつとして、 機器制御用 PC に余分なもの(ソフトウェアのインストールなど)を追加したくないという点があったが、 IP-KVMスイッチを用いればPCと付属のケーブルで物理的に接続するだけでよいので、そのシンプルさも導入する上での大きな決め手となった。

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構成図(導入後の現在)

構成図(今後の展望)

製品を使用してみた感想・
今後の展開について

群馬大学 大学院医学系研究科
教育研究支援センター 共同利用機器部門
准教授:大日方様 / 技術専門職員:平野様


私たちは、学内外の研究者が共用で使える機器の管理や依頼測定を担当しています。コロナ感染症の拡大により、学内への立ち入りが制限されたことが直接的なきっかけとなり、現地にいかなくても遠隔で機器を操作して、研究活動を継続できるようなシステム・運用体制を模索していました。

当初は、Windows10に標準搭載されているリモートデスクトップ機能の使用を考えていましたが、中長期的な運用を考えたときに、セキュリティ面やソフトウェアのインストール・更新という面において懸念がありました。これらの点を克服できる製品を探し求めていたところ、SimpRentを通じてお付き合いのあった、株式会社池田理化の担当者より、「IP-KVMスイッチ」をご紹介いただきました。

IP-KVMスイッチは、物理的につなぐだけのシンプルさと、制御用PC自体は、直接ネットワークに繋がずに使えるセキュリティ面での安全性、OS非依存という汎用性においてとてもメリットが大きい製品であると感じています。医学系の研究では、測定時間が長いことも多く、オーバーナイトやオーバーウィークエンドにおよぶことがあります。今回の遠隔システムにより、現地でサンプルをセットしたあとは、途中経過のモニタリングや機器の操作を好きなタイミングで自室からできるようになったため、共用機器利用者の利便性と作業効率が向上しました。

現在は4台の機器にIP-KVMを導入していますが、ゆくゆくは、可能な全ての共用機器において、遠隔化対応できるように整備していきたいと考えています。また、現在、遠隔利用できる範囲は学内のユーザーに限った運用ですが、最終的には、この遠隔システムを全国どこからでも利用できるようにし、群馬大学にしかない機器や、群馬大学にしかできない測定を皆さんに提供できるようにしていきたいと思っています。

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