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導入までの背景

コロナ禍の影響により、⾦沢⼤学では、学⽣や研究者の⼊構制限を余儀なくされていた。 学位取得を⽬前に控えた学⽣や、任期付きの若⼿研究者のキャリアへの影響を防ぐためにも、「3密」を防ぎつつ研究活動を再開・継続できる環境の整備が急務だった。

同⼤学総合技術部機器分析部⾨の技術職員は、電⼦顕微鏡などの研究設備を遠隔から操作する⽅法を模索している中、情報部⾨の技術職員の紹介により 「IP-KVM」 の存在を知った。既存の機材複数台とIP-KVMの検証を⾏った結果、OSに依存することなく接続できるATEN Over IP-KVM “CN9600” の採⽤に⾄った。

また、今回の新たな研究環境の構築は、⾦沢⼤学が採択された⽂科省公募の 「先端研究 設備整備補助事業」 において提案の⼀つに採⽤された。 ⼤学の研究活動の継続に有益であると認められたことが伺える。

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構成図

製品を使用してみた感想・
今後の展開について


金沢大学 総合技術部 機器分析部門
下野 慎也 様 / 杉山 博則 様 / 山戸 博晃 様(お写真の並び順)


コロナ禍の状況において、「実験室での3密と研究活動の停滞を防ぐための新たな研究環境の整備をどのように実現するか?」という課題に対して、設備の遠隔化を提案しました。最近の研究設備はパソコンで制御・操作をするため、研究設備制御⽤パソコンに遠隔でアクセスできる⽅法を模索したところ、同⼤学総合技術部情報部⾨の技術職員にIP-KVMスイッチの紹介を受けたのが最初のきっかけです。

新型コロナウイルス感染拡⼤第2波、第3波に備えるためにも、製品の選定・採⽤まではわずか1カ⽉ほどとスピード感を持って⾏いましたが、特に相性問題が発⽣することもなく接続できました。主に維持管理等を担当する電⼦顕微鏡においては、遠隔から現地にいる感覚で操作できるような環境を整えることを第⼀のゴールとして環境構築作業を進めていきました。環境構築から数カ⽉後には、環境テストも踏まえて他⼤学の参加を募り、初回のオンライン講習会を実施するまでに至りました。

現在は、キャンパス内の複数箇所に研究設備が分散配置されているので、移動式のラックにPCを積み、その時々に応じて各設備にCN9600を接続してリモート操作できるような運⽤を⾏っています。今後の展望としては、リモート操作という特⻑を活かして機関の枠を越えた設備利⽤や技術連携をしていきたいです。また、企業等からの依頼分析にも対応できるようにし、本学研究設備の共⽤化を幅広く展開していけたらと考えています。

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