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導入までの背景

九州大学 研究教育支援センターのとある研究室では、共焦点顕微鏡などのパソコンで制御ができる装置を使った研究活動や、装置測定のサポートを行っている。それらの装置が設置されている実験室は、大人2~3名でスペースが埋まるような比較的コンパクトな空間である。
 
従来では、実験室に複数名が集まり、1つのモニターをその場にいる全員で囲むような形で研究装置画面の確認や操作を行っていたが、コロナ禍をきっかけに、密を回避できるような環境つくりが必須となった。
研究装置を制御するパソコンはスタンドアロンのため、ソフトウエア等ではなく、直接ネットワークに接続しなくて良い方法でリモート化できるソリューションを探していた同大学の担当者。

Web検索によって「IP-KVMスイッチ」の存在を知り、ATENの製品貸し出しサービスによるデモ機を用いて、慎重にシステム構成の検証を重ねた。その結果、当初期待していたとおりに、研究装置リモート化の課題解決へつなげられると判断し、製品の導入に至った。

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構成図

製品を使用してみた感想・
今後の展開について


九州大学大学院 農学研究院 研究教育支援センター
技術室 生命科学ユニット 技術職員   田宮 僚祐 様


 コロナ禍における実験室内の密回避を目的に、共焦点顕微鏡などの研究装置をリモート操作・管理できるシステムを模索しはじめました。Web検索で、要件に合うハードウェアベースの製品を探していたところ、すぐにヒットしたのがATENのIP-KVMスイッチでした。

 リモート化を模索していた初期の頃は、研究装置の操作画面を確認できる位置にタブレットを設置し、タブレットのWeb会議アプリでリモート観察に対応していました。その場合、遠隔地にいる方は画面の操作ができないことと、画質が粗いという課題が残りました。その点、IP-KVMスイッチを導入したことによって、遠隔からでも画面の操作ができるようになり、また、リモート操作をする上で画質の向上を図ることができました。

 主な使い方としては、居室からKVMに接続して装置利用者の状況確認をしたり、従来のWeb会議形式と組み合わせて遠隔から装置操作・観察の補助を音声で行えるようにしています。例えば、立ち合い測定(装置測定のサポート)を行うときには、遠隔で測定者と同じ画面を見ながらリアルタイムで測定の補助ができるため、運用上のメリットが大きく、とても重宝する使い方ができています。

 現在、遠隔操作は学内の接続のみに制限した運用をしています。まだ構想中ではありますが、学外の方と共同研究している先生が多いため、今後は学外からも遠隔接続できる環境を整えたいです。コロナなどによって移動制限が起きたときでも、遠隔操作を活用して共同研究を継続できるようにしていきたいです。

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