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KVM スイッチへのリモートアクセスのための便利なツール4 つ

WinClientやJavaClient、HTML5 WebClient、PadClient を使用して、ATEN IP-KVM スイッチのポートステータスをリモートアクセスしてモニタリング

サーバーへのリモートアクセスには、IP-KVMスイッチ(「KVM over IP」や「リモートKVM」とも呼ばれる)が最適な選択肢です。しかし、ポートのステータスをリモートで監視するにはどうすれば良いのでしょうか?その解決策がKVMクライアントにあります。

WinClientおよびJavaClientは、IP接続によるリモートアクセスを可能にし、インターネットを介してどこからでもリモートコントロールでサーバーにログインできます。WinClient AP/JavaClient APは、Webブラウザを経由せずにWindowsシステムユーザーとして直接リモートアクセスできますが、最初にWebページからAPプログラムをダウンロードし、ビューアで適切な選択をする必要があります。同じツールのアプレットバージョンも利用可能で、KN4032VBなどの多くのモデルで最速のリモートアクセスを提供するJava-free HTML5 WebClientもあります。さらに、iPad向けのバージョンも用意しています。

WinClientとJavaClientスタンドアロンAPを使用する

WinClientまたはJavaClientを使用する場合は、以下の手順に従ってください。
インターフェースに多少の違いがありますが、どちらも同じ手順で利用できます。

1. IP-KVMスイッチにログイン

IP-KVMスイッチは、複数のPCやサーバーのキーボード、モニター、マウスの操作を集約する「KVMスイッチ」に、リモートアクセス機能(over IP機能)を備えたデバイスです。このスイッチにアクセスするには、Webブラウザを開き、アクセスしたいスイッチのIPアドレスをロケーションバーに入力します。次に、「セキュリティアラート」ダイアログボックスの指示に従い、ユーザー名とパスワードを入力してログインします。

2. クライアントをダウンロード

まず、このソフトウェアをダウンロードし、スイッチにアクセスする権限があることを確認します。その後、Webブラウザページの[ダウンロード]タブからクライアントプログラムを取得してください。


以下の画像は、KN4132VA(2024年8月22日に販売終了)製品での例となります。

3. クライアントを起動

IP-KVMスイッチに接続するには、WindowsClient APプログラムをダウンロードし、ダウンロードしたEXEファイル(WinClient.exe)をダブルクリックして、WindowsClientの接続画面を開きます。

Enable Client AP Device Listが有効になっている場合、WinClientまたはJavaClientを使用すると、サーバーリストにスイッチが表示されます。次に、スイッチを選択し、ユーザー名とパスワードを入力してください。なお、このオプションが無効の場合でもIP-KVMスイッチに接続できますが、サーバーリストにはスイッチの名前が表示されません。

4. ポートのステータスを確認

リモートビューページにログイン後、ポートを選択してステータスを表示すれば、他のすべての操作を実行できます。Webブラウザでログインした場合と同様の感覚で操作が可能です。

ATENのHTML5ベースのWebClientを使用

WebClientは、Javaを使用せずにKVMスイッチのポートにアクセスできるKVMクライアントであり、Webブラウザから直接ビューアを起動してリモート操作を行う便利な方法です。WebClientのコントロールパネルは、WinClientのシンプルなバージョンですが、事前にアプリをインストールする必要はありません。一方、WinClientは、接続されたサーバーのオーディオ出力に対応し、仮想メディア機能もサポートしています。

WebClientビューアを利用する方法は2つあります。
1. ポートアクセスタブの [Connections] をクリックし、[Connect] のドロップダウンメニューから [WebClient] を選択します。

2. ポートアクセスタブで[User Preferences]をクリックし、デフォルトのビューアとして[WebClient]を選択します。この設定では、WinClientやJavaClientをデフォルトとして選ぶことも可能です。

注意:Over IP製品はほぼWeb GUIで設定する製品(一部VEやKE等は例外)のため、ATEN IP-KVMのほとんどがWebClientでの操作が可能です。

アプレットを使用

WindowsClientのスタンドアロンアプリに加え、任意のWebブラウザからWindowsアプレットを起動することも可能です。ユーザー設定のドロップダウンリストでWindowsClientが優先設定されている場合(上記のスクリーンショットを参照)、KVMスイッチのポートをクリックするとビューアが起動します。

JavaClientのスタンドアロンアプリに加え、あらゆるプラットフォームやOSで利用可能なJavaアプレットを起動できます。JavaClientが優先設定されている場合、JavaClientアプリをダウンロードせずに、KVMポートをクリックするだけでJavaビューアを起動できます。

iPad用のPadClientを使用

ATEN PadClientなどのiOSアプリを利用することも可能です。直感的なインターフェースを備えたこのアプリを使えば、IP-KVMスイッチに接続し、iPadから簡単にコンピューターを操作できます。 PadClientを活用することで、オフィスにいるかのようにサーバーへアクセスし、リアルタイムで制御できるため、どこからでも柔軟に技術サポートやトラブルシューティングを行えます。

PadClientの直感的なインターフェースを活用することで、IP-KVMスイッチに接続し、iPadから直接コンピューターを簡単に操作できます。これにより、サーバーのリモート監視と制御をより革新的かつ便利に実現できます。

PadClientの直感的なインターフェースにより、IP-KVMスイッチに簡単に接続でき、iPadから直接コンピュータを制御できます。
これにより、サーバーの監視と制御がこれまでにない革新的かつ便利な方法で実現できます。

コマンドプロンプトを使用

コマンドプロンプトを使用しWinClientまたはJavaClientを開くことで、IP-KVMスイッチの特定のポートに直接アクセスすることも可能です。
この操作を行う前に、WinClientまたはJavaClientがPCにダウンロードされていることを確認してください。
その後、以下のコマンドを実行してWinClientまたはJavaClientを起動します。:

  • Winclient.exe 192.168.0.60:9000:1 -u administrator -p password
  • Java -jar Javaclient.jar 192.168.0.60:9000:1 -u administrator -p password

    • 192.168.0.60はKVM over IPスイッチが使用するデフォルトのIPアドレス、9000はサービスポートです。
      サービスポートの後の数値は表示したい特定のポートを意味します。
      uはログインユーザー名を意味します
      pはログインユーザーのパスワードを意味します

パネルアレイモード™

ATENのパネルアレイモード™ はATENのKNシリーズに標準装備されており、最大64台のサーバーを一度に画面で確認できるのでとても効率的です。製造現場や監視システムなど、より多くのポートを同時に監視したいというニーズに応えます。

■ATEN のパネルアレイモード™ で、複数のIP サーバーを一画面管理!
https://www.aten.com/jp/ja/resources/feature-articles/what-is-panel-array-mode/

さらに詳しく

ここでは、ATEN IP-KVMスイッチのポートステータスをリモートモニタリングするためにWinClient/JavaClient/WebClientなどを使用できるさまざまな方法をご紹介しました。さらに詳細を知りたい場合は、ATEN IP-KVMスイッチのユーザーマニュアルをWebサイトの製品ページからダウンロードし、第4章「ログイン」を参照してください。

また、以下のリンクもご参照ください:
■データセンター/サーバールーム ソリューションガイド
https://www.aten.com/jp/ja/solutions/applications/data-center/

■IP KVMスイッチ + コンソールステーション ~コントロールルームの耐障害性リモート管理
https://www.aten.com/jp/ja/product-landing-page/control-room/kvm-over-ip-switch-console-station/

■ハードウェア『IP-KVM』だから実現できるセキュアなリモートアクセスとは?
https://www.aten.com/jp/ja/resources/ipkvm/

■ATEN PadClient
https://www.aten.com/ext_data/global_en/microsite/PadClient/(英語)

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 ATENについて

1979年に設立されたATEN International Co.,Ltd. (TWSE:6277)は、KVMとAV/ITのコネクティビティーおよびマネージメントソリューションのリーディングカンパニーです。1,000を超えるKVM、ProAV、USB、ラック、インテリジェント電源製品を提供するATENは、企業・政府・教育・医療・製造・放送・メディア・交通環境におけるAV/IT機器の接続・管理・最適化を行います。ATENは650以上の国際特許を発行し、革新的なソリューションの絶え間ない流れを生み出し、世界中で利用可能な製品の包括的なポートフォリオを可能にするグローバルR&Dチームとなりました。

台湾に本社を置くATEN International Co.,Ltd.は、中国、日本、韓国、ベルギー、オーストラリア、米国、英国、トルコ、ポーランド、インド、ルーマニア、南アフリカ、メキシコ、およびインドネシアに、台湾、中国、中国のR&Dセンターを含めて拡大しています。