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2022年5月19日

各位

ATENジャパン株式会社
技術本部

 

Internet Explorer 11サポート終了に伴う、弊社製品の対応状況

 

Microsoft社はInternet Explorer 11 デスクトップアプリ(以下IE11)が2022615日にサポート終了と発表されました。

この発表に伴い現時点でのInternet Explorer 11に対応する ATEN製品の状況をまとめております。同時にGoogle ChromeMozilla Firefoxなどのモダンブラウザ環境など、IE11に依存しない移行方法を併せてご案内申し上げます。

 

未定の事項につきましては決まり次第、各製品ページの「サポートとダウンロード」の各ファームウェアファイルをクリックすると表示される、リリースノートにて改めてお知らせいたします。

 

 

2022年5月時点での調査結果

 

Microsoft edgeのIE11モードで動作をした場合、各製品の最新版バージョンで動作不具合は確認されませんでした。ただし、今後、Microsoft社による予期しない仕様変更とWindows updateにて、弊社製品が利用できなくなるおそれがございますことをご留意ください。

 

 

Internet Explorer 11以外の対応状況 / 推奨利用方法

 

 以下の表は、各製品がブラウザのセキュリティ仕様変更に対応したなど、利用可否に影響する項目があるため、最新バージョンでのみ動作確認をした結果となります。もし、最新のブラウザなどからアクセスできない場合は各ソフトウェアや本体ファームウェアを最新バージョンにしてご利用いただきますようお願い申し上げます。

 

ブラウザの動作については、Microsoft Edge(chromium)Google ChromeMozilla Firefoxにて確認をしております。

 

シリーズごとの対応早見表

 

製品型番 / 最新バージョン調査結果とIE11互換モード以外の推奨利用方法
CC2000 / v3.3.322

【ブラウザでの管理画面へのアクセス】

モダンブラウザ対応済。そのままご利用いただけます

【ターゲットデバイスへのアクセス】

管理下のKVM製品がWeb Client対応であれば追加プログラム不要でご利用いただけます。
バーチャルメディア機能を使用する場合は後述の「Javaclientとは?」を参照の上、各リモート端末ごとにJava Runtime Editionをインストールしてから、Java版のCCviewerをご利用ください。

 

Web Client非対応KVM使用時の場合】

ターゲットデバイスにアクセスする場合はJavaClientを使用することでご利用いただけます。
CCKM / v2.2.217

【ブラウザでの管理画面へのアクセス】

モダンブラウザ対応済。そのままご利用いただけます

※ このソフトはデバイス監視機能のみとなり、各デバイスへのリモートアクセス機能は無いためご留意ください
CCVSR / v2.1.201

【ブラウザでの管理画面へのアクセス】

モダンブラウザ対応済。そのままご利用いただけます

【録画データの再生】

録画データの再生は専用のアプリが必要となります。
専用アプリの実行にはJava実行環境が必要となります。
後述の「JavaClientとは?」を参照の上、実行環境をご用意の上、ご利用ください。
CS-i / CN / RCMシリーズ

【共通: ブラウザでの管理画面へのアクセス】

モダンブラウザ対応済。そのままご利用いただけます

 

CS-i / Non-FHDモデルの場合】

マイナーチェンジ前モデルのため将来、現行版と比較し先行でブラウザへの対応ができなくなる可能性がございます。そのため以下の方法をご検討ください。

 

1. リモートから管理者権限でKVMの管理画面にログインし、Windows用ターゲットデバイスアクセスアプリ、「WindowsクライアントAP」をダウンロードして利用する。

2. JavaClientの実行環境を用意した上で、「JavaクライアントAP」をダウンロードして利用する。

 

CN/RCM: ターゲットデバイスへのアクセス】

KVM製品がWeb Client対応であれば追加プログラム不要でご利用いただけます。

 

バーチャルメディア機能によるデータの読み書きを必須とする場合は、リモートから管理者権限でログインし、Windows用ターゲットデバイスアクセスアプリ、「WindowsクライアントAP」をダウンロードしてご利用ください。

 

CN/RCM: WebClient非対応製品の場合】

1. KVMのリモート管理画面から「WindowsクライアントAP」をダウンロードしてアクセスする。

2. JavaClientの実行環境を用意した上で、「JavaクライアントAP」を利用する。

 

CN9000シリーズご利用の場合】

弊社製KA8270などリモートアクセス専用のデバイスのご利用もご検討ください。
Windows端末では無いため、OSやブラウザのアップデートによる影響を受けないデバイスとしてご利用いただけます。

eco DC / v1.2.112

【ブラウザでの管理画面へのアクセス】

モダンブラウザ対応済。そのままご利用いただけます

KH-iシリーズ(KH1508Ai)

【ブラウザでの管理画面へのアクセス】

モダンブラウザ対応済。そのままご利用いただけます

 

【ターゲットデバイスへのアクセス】

1. リモートから管理者権限でKVMの管理画面にログインし、Windows用ターゲットデバイスアクセスアプリ、「WindowsクライアントAP」をダウンロードして利用する。

 

2. JavaClientの実行環境を用意した上で、「JavaクライアントAP」を利用する。
CL-i / KL-iシリーズ゙(KL1508Ai)

【ブラウザでの管理画面へのアクセス】

モダンブラウザ対応済。そのままご利用いただけます

 

【ターゲットデバイスへのアクセス】

1. リモートから管理者権限でKVMの管理画面にログインし、Windows用ターゲットデバイスアクセスアプリ、「WindowsクライアントAP」をダウンロードして利用する。

 

2. JavaClientの実行環境を用意した上で、「JavaクライアントAP」を利用する。
KNxxxxVAシリーズ
(KN2116VA等)

【共通: ブラウザでの管理画面へのアクセス】

モダンブラウザ対応済。そのままご利用いただけます

 

CN/RCM: ターゲットデバイスへのアクセス】

KVM製品がWeb Client対応であれば追加プログラム不要でご利用いただけます。

 

バーチャルメディア機能によるデータの読み書きを必須とする場合は、リモートから管理者権限でログインし、Windows用ターゲットデバイスアクセスアプリ、「WindowsクライアントAP」をダウンロードしてご利用ください。

 

【リモートアクセス専用デバイスのご紹介】

弊社製KA8270などリモートアクセス専用のデバイスのご利用もご検討ください。Windows端末では無いため、OSやブラウザのアップデートによる影響を受けないデバイスとしてご利用いただけます。

SNシリーズ

【ブラウザでの管理画面へのアクセス】

モダンブラウザ対応済。そのままご利用いただけます

KE6900AiT / KE6940AiT

【ブラウザでの管理画面へのアクセス】

モダンブラウザ対応済。そのままご利用いただけます

 

【ターゲットデバイスへのアクセス】

1. ログイン画面から、Windows用ターゲットデバイスアクセスアプリ、「WindowsクライアントAP」をダウンロードして利用する。

 

2. JavaClientの実行環境を用意した上で、同様に「JavaクライアントAP」を利用する。

VKシリーズ: webGUI搭載製品

【ブラウザでの管理画面へのアクセス】

モダンブラウザ対応済。そのままご利用いただけます

VMシリーズ: webGUI搭載製品

【ブラウザでの管理画面へのアクセス】

モダンブラウザ対応済。そのままご利用いただけます

Unizonシリーズ

【ブラウザでの管理画面へのアクセス】

モダンブラウザ対応済。そのままご利用いただけます

UPS (View Powerソフトウェア)

【※参考】

ブラウザは不使用、専用ソフトでのリモートアクセス利用となるため対象外となります。
その他 販売終了製品

2022年5月時点で販売が終了している製品については、ファームウェア開発の技術サポートは終了しております。このIEサポート終了に伴う対応版の開発などの計画予定はございません。


現状の環境にてご利用いただきますようお願い申し上げます。

 

  

JavaClientとは?

 JavaClientとは、リモート端末からKVMスイッチに接続しているターゲットPC/サーバーの画面閲覧・操作をするjarまたはjnlpフォーマットのATEN製品専用のアプリケーションです。JavaClientを起動するには、Java Version8 (Hotspot) update275までのランタイムと、OpenJDK8環境であれば、Java web start起動用プログラム「Iced-tea web」が追加で必要となります。弊社では、OracleJREAdoptOpenJDK(JREパッケージ)ZuluOpenJDK(JREパッケージ)で動作確認しています。

 

JavaとIced-tea webのインストール方法については、凡例としてFAQのセットアップガイドの「ZuluOpenJDKをサーバーにインストールする」以降をご参照ください。セットアップ完了後、ブラウザでのアクセス時に「inquiry.jnlp」という起動用プログラムがダウンロードするので、Javaがインストールされたbinフォルダ以下にある「javaws.exe」とプログラムを関連付けて起動させてご利用ください。

 

https://eservice.aten.com/eServiceCx/Common/FAQ/view.do?id=17128

 

※上記に無いイーサネット通信非対応のATEN製品は、Microsoft社のIE11サポート終了に伴う影響はございません。

 

以上