ビデオセッションレコーディングソフトウェア
CCVSR
- ユーザーがATEN IP-KVMスイッチやシリアルコンソールサーバーにローカル※1 またはリモートから接続した際に、ユーザーセッションをBIOSレベルから記録
- 複数のIP-KVMスイッチの操作を同時に記録/ストリーミング/再生
- 高解像度のビデオ記録が可能 – 最大4096×2160の解像度に対応※2
- ビデオ記録セッションにおいて、キー入力、マウスクリック、音声操作のログを保存
ATEN Control Center Video Session Recorder(コントロールセンター ビデオセッションレコーダー、以下CCVSR)は、ライブ監視および操作トラッキング用に設計された、革新的で効果的なソフトウェアソリューションです。アドミニストレーターは、システムを操作しているユーザーのライブ映像を参照することで、操作上の欠陥や処理の食い違いなどを速やかに解決することができます。一方、IT管理者は記録された操作ビデオを再生することで、コンプライアンス制御の改善や監査の効率化のために行われた変更を追跡できます。
CCVSRは「ライブビュー機能」と呼ばれるライブビデオ監視機能を提供していますので、アドミニストレーターは複数のKVMポートをリアルタイムで監視することができます。また、各種レイアウトの組み合わせやカスタマイズ可能なレイアウトが利用可能ですので、ユーザーはレイアウトを選択して複数のチャンネルを同時に監視することができます。ライブビュー機能を使うことで、管理者は異常事態や緊急事態に対してタイムリーに反応できるため、とりわけ、生産ラインのように連続的な操業やシステム性能を監視する必要がある産業環境に適しています。さらに、ライブビュー画面には再生機能も実装されていますので、ユーザーは同じチャンネルにおける過去のビデオを素早く確認することで、トラブルシューティングや問題解決を図ることもできます。
CCVSRは、ユーザーがIP-KVMスイッチやシリアルコンソールサーバー経由でローカルまたはリモートからサーバーに対して接続すると、ユーザーセッションの記録を自動的に開始します。そのサーバーがどのような操作状況(ブート中、ログイン中、ログアウト中、あるいは、起動前のBIOSモードなど)にあろうと、ビデオ表示、キー入力、そしてマウスクリックといったアクティビティーや操作はすべて記録されます。CCVSRはまた、WinクライアントやJavaクライアントを起動していなくても、継続的に記録を行います。
CCVSRはサーバーとしてインストールし、独立して操作されるため、対象となるコンピューターにエージェントソフトウェアをインストールする必要はありません。このため、対象となるコンピューターのCPUリソース、ディスク容量、メモリー、ネットワークバンド幅が消費されることはありません。さらに、エージェントソフトウェアが不要ということは、CCVSRが利用者側に負担をかけない方法でユーザーセッションを記録できるということを意味します。サーバールーム、データセンター、また、製造プラントのような工業環境といったIT関連の環境において、セキュリティーは管理者の誰もが最初に留意する事柄です。CCVSRは、利用者側に負担をかけることなく、信頼性の高いライブビデオ監視とビデオセッション記録を提供できるため、これを導入することで、セキュリティー上の問題点やトラブルを最小限に食い止めることができます。
CCVSRのユーザーインターフェースはHTML5で実装されているため、ユーザーは、鮮明で簡潔なインターフェース、シンプルな構造、読みやすいテキスト、わかりやすいアイコン、そしてシステム通知のような補助機能を介して快適に操作することができます。わかりやすく使い勝手のよいサイドバーにグループ分けされた特長を持つ必要最小限のフラットなUI設計思想と2段階の文字体裁の階層によって、ユーザーはメニューをスムーズにナビゲートしてタスクを直感的に完遂させることができます。
CCVSRシステムは、1台のサーバーに対して(記録ストレージの拡張用に)セカンダリーサーバーを最大3台セットアップできますので、拡張性に優れているのも特長です。CCVSRはプライマリー – セカンダリー構造によってサービスの二重化を提供します。通常操作時は、セカンダリーサーバー(最大3台)は記録されたビデオを保存するストレージサーバーとして機能します。さらに、プライマリーサーバーがエラーになると、このサーバーがオンライン状態に復帰するまで、セカンダリーサーバーはIP-KVMスイッチに対して必要な管理サービスと記録サービスを提供します。この機能によって、記録サービスが常時稼動となり、割り込みも発生しません。CCVSRはビデオ記録を管理しますので、中央のCCVSRサーバー(プライマリーサーバー)からシングルIPポート経由で、すべての管理アクティビティーを制御することができます。このため、管理者は1台のコンピューターからすべてのCCVSRデータにアクセスが可能となります。
お使いのKVMシステムにCCVSRを統合することで、サーバールームのセキュリティーを自動化し、監査を有効な手段にすることができます。
CCVSRライセンスパック | |
型番 | ノード数 |
CCVSR8 | 8 |
CCVSR16 | 16 |
CCVSR32 | 32 |
CCVSR64 | 64 |
CCVSR128 | 128 |
CCVSR256 | 256 |
CCVSR512 | 512 |
CCVSR1024 | 1,024 |
CCVSR2048 | 2,048 |
追加ノードライセンス | |
型番 | 追加ノード数 |
CCSVSRN1 | 1 |
CCSVSRN8 | 8 |
CCSVSRN16 | 16 |
CCSVSRN32 | 32 |
CCSVSRN64 | 64 |
CCSVSRN128 | 128 |
CCSVSRN256 | 256 |
CCSVSRN512 | 512 |
CCSVSRN1024 | 1,024 |
CCSVSRN2048 | 2,048 |
アーカイブサーバーライセンス | |
型番 | ライセンス数 |
CCVSRAS1 | 1 |
- ユーザーがATEN IP-KVMスイッチやシリアルコンソールサーバーにローカル※1 またはリモートから接続した際に、ユーザーセッションをBIOSレベルから記録
- 複数のIP-KVMスイッチの操作を同時に記録/ストリーミング/再生
- 高解像度のビデオ記録が可能 – 最大4096×2160の解像度に対応※2
- ビデオ記録セッションにおいて、キー入力、マウスクリック、音声操作のログを保存
- フォーマットとパスワードで保護されたビデオエクスポート機能を使った独自の専用ビデオプレーヤーでセキュリティーを強化
- ライブビュー機能 – サーバーや接続デバイスで行われた操作や変更をダイレクトにモニタリングするライブビデオ監視※3
- HTML5で実装された直感的なインターフェース
- WinクライアントやJavaクライアントの非起動時にも記録を継続※4
- アクセス制御 - IPおよびMACアドレスによるフィルター機能でユーザーアクセスを許可/制限。また、ログインエラー試行やロックアウトの回数は設定変更可能
- ユーザーやグループの操作権限は設定変更可能
- Webブラウザからのセキュアログイン - TLS 1.2暗号化通信(AES-256 bit)およびRSA 2048-bit 証明書に対応
- ポートレベルの操作権限 – ユーザーは自身がアクセス権限を持つポートのみ参照可能
- 問題調査はキャプチャされたセッション経由で検索が簡単
- 時間、ポートネーム、ユーザーネームを条件にした高度な検索で正確な結果に誘導
- 高い柔軟性 - 記録されたビデオは、ローカルHDD、セカンダリーCCVSRサーバー、NASデバイス、またはアーカイブサーバーに保存可能
- ストレージの拡張、負荷分散やサービスエラーに対応できるよう、セカンダリーCCVSRサーバーは最大3台セットアップ可能
- 自己署名済み証明書およびサードパーティー認証局(CA)による署名済み証明書に対応
- サードパーティーの外部認証に対応 – RADIUS、LDAP、LDAPS、Active Directory
- ユーザーアクセス権限制御には統合されたロール(スーパーアドミニストレーターおよびユーザー)に基づいたポリシーを適用
- システムイベント通知 – SMTP email、SNMP trap、Syslogに対応
- デバイスレベルのイベントログに対応
※1 一部のモデルで利用可能です。詳細は製品仕様をご参照ください。
※2 ハードウェア要件(製品仕様参照)が満たされている場合は、最大20のKVMセッション(解像度:4096×2160、テキストモード:ON、バンド幅:1G、状況:監視)を同時に記録/ストリーミングできます。また、1台のCCVSRで最大64台のKVMデバイスをサポートします。
※3 4K解像度に対応した互換性のあるKVMスイッチが必要です。
※4 CN9950/CN9600/CN9000/CN8600/CN8000A/RCMDP101U/RCMDVI101/RCMVGA101/RCM101D/RCM101Aのみ。
KVM | |
対応KVMスイッチ | リモートセッションまたはローカルコンソール経由での録画に対応した製品: KN2116VA、KN2124VA、KN2132VA、KN2140VA、KN4124VA、KN4116VA、KN4132VA、KN4140VA、KN4164VA、KN8132V、KN8164V、KN2116VB、KN4016VB、KN2124VB、KN4024VB、KN1132VB、KN2132VB、KN4032VB、KN8032VB、KN4064VB、KN8064VB、CN8600、CN8000A、CN9000、CN9600、CN9950、CN9850、RCM101A、RCM101D、RCMDVI101、RCMVGA101、RCMDP101U、RCMDVI00AT、RCMDVI40AT、RCMDVI50T、RCMHD101U、RCMDVI00BT、RCMDVI40BT、KE6900AiT*、KE6940AiT* *一部機能に制限があります。ユーザーマニュアルをご参照ください。 リモートセッション経由での録画に対応した製品: KL1108V、KL1116V、KN1108v、KN1116v、KN1132V、KN1108VA、KN1116VA、KN2116v、KN2116A、KN2124v、KN2132v、 KN2132、 KN2140v、KN4116、KN4116v、 KN4124v、 KN4132、 KN4132v |
互換デバイス | |
シリアルコンソールサーバー | SN1116CO、SN1132CO、SN1148CO、SN0108A、SN0116A、 SN0132、SN0148、SN9108、SN9116、SN0108CO、 SN0116CO、SN0132CO、SN0148CO、 SN9108CO、SN9116CO |
認証&権限 | ローカルユーザーアカウント、LDAP、RADIUSに対応 アクセス権限制御は各ロール(スーパーアドミニストレーター、アドミニストレーター、ユーザー)に基づいたポリシーを適用 |
セキュリティー | IPおよびMACアドレスのブロック ログインエラー回数とロックアウトの設定 サードパーティーの認証局(CA)から発行された自己書名または署名済み証明書に対応 TLS v1.2およびRSA 2048-bit証明書を使ったセキュアなWeb接続 強固なユーザーパスワード認証 ユーザーセッションタイムアウトの設定 ログインページURLの設定 |
解像度 | |
対応解像度 | 最大4096×2160 独自のビデオフォーマット |
録画ストレージ | 録画された映像は下記に保存可能 ・ローカルストレージ ・セカンダリーCCVSRサーバー ・ネットワーク共有フォルダー 録画された映像は下記にアーカイブ可能 ・アーカイブサーバー |
再生 | Javaプレーヤー ・パスワード保護されたビデオ ・ビデオのエクスポート ・記録されたキー入力とマウスクリックの表示 各種条件を用いた高度な検索 |
通知 | SMTP SNMP Trap (v1, v2c) Syslog |
ログ | システムログ デバイスログ |
サービスフェイルオーバー | プライマリー/セカンダリー構造 1台のプライマリーに対して最大3台のセカンダリーサーバーを設置可能 |
対応OS | Windows 7、8、10、11、server 2012、server 2016 Linux:Ubuntu 16.04、Red Hat Enterprise 7、CentOS 7、Fedora 24、Debian 8.8 *上記の環境には、いずれも、Java Runtime Environment(JRE) 1.7 Update 6以降が必要 |
対応ブラウザ | Chrome、Firefox、Microsoft Edge |
多言語対応 | 英語、中国語(繁体字/簡体字)、日本語、韓国語 |
その他 | オンラインユーザー管理 |
ライセンス | |
ベーシック(無料) | 1 Primary/1 Nodes. |
USBライセンスオプション | CCVSR8 (8ノード) CCVSR16 (16ノード) CCVSR32 (32ノード) CCVSR64 (64ノード) CCVSR128 (128ノード) CCVSR256 (256ノード) CCVSR512 (512ノード) CCVSR1024 (1024ノード) CCVSR2048 (2048ノード) |
システムアドオン | CCVSRN1 (アドオン 1ノード) CCVSRN8 (アドオン 8ノード) CCVSRN16 (アドオン 16ノード) CCVSRN32 (アドオン 32ノード) CCVSRN64 (アドオン 64ノード) CCVSRN128 (アドオン 128ノード) CCVSRN256 (アドオン 256ノード) CCVSRN512 (アドオン 512ノード) CCVSRN1024 (アドオン 1024ノード) CCVSRN2048 (アドオン 2048ノード) CCVSRAS1 (アーカイブサーバー用ライセンス) |
最小動作環境 | 20セッションのビデオを記録・ストリーミングするには下記の要件であることを確認のこと 【サーバー側ハードウェア要件】 ・CPU : Intel Xeon D-1527 4 cores 2.2 GHz、またはこれと同等のもの ・メモリー : 8GB以上 ・HDD(CCVSR用) : 4GB以上 ・ネットワーク : 1Gbps 【クライアント側ハードウェア要件】 ・CPU : Intel Core i5-7600 4 cores 3.5 GHz、またはこれと同等のもの ・メモリー : 6GB以上 ・ネットワーク : 1Gbps |
同梱品 | CCVSR USBライセンスキー×1 ソフトウェアCD×1 クイックスタートガイド×1 |
マニュアル
ファイル名 | リリース日 |
ccvsr-user-manual-w.pdf (8.23 MB) | 2025-03-03 |
CCVSR_Japanese_20131119.pdf (2.4 MB) | 2013-11-19 |
ファームウェア
説明 | バージョン | リリース日 | ファイル名 |
Firmware Upgrade | v2.6.252 | 2016-01-27 | ccvsr_usbkey_fw_v2.6.252.zip |
Firmware Upgrade | v2.2.211 | 2016-01-27 | ccauthkeystatus_utility_v2.2.211.zip |
ソフトウェアとドライバー
OS | 説明 | バージョン | リリース日 | ファイル名 |
認証キーステータスソフトウェア | ||||
AuthKeyStatus Software | v2.2.212 | 2021-03-29 | ccauthkeystatus_v2.2.212.zip | |
その他 | ||||
MIB Files | v2.0.196 | 2019-06-28 | VLS-TRAP-MIB_v2.0.196.zip |
互換製品 すべて表示
1ポート VGA KVM over IP(解像度1,920×1,200対応)
16ポート カテゴリ5e IP-KVMスイッチ(バーチャルメディア対応、1920×1200)
1ポート DVI KVM over IP(解像度1,920×1,200対応)
16ポート カテゴリ5e IP-KVMスイッチ(バーチャルメディア対応、1920 ×1200)
32ポート カテゴリ5e IP-KVMスイッチ(バーチャルメディア対応、1920×1200)
40ポート カテゴリ5e IP-KVMスイッチ(バーチャルメディア、解像度1,600×1,200対応)
32ポート カテゴリ5e IP-KVMスイッチ(バーチャルメディア対応、1920×1200)
64ポート カテゴリ5e IP-KVMスイッチ(バーチャルメディア対応、1920×1200)