マルチビューとマルチスクリーンコントロールで視覚化を効率的に実現
どのようなコントロールルームでも、最善の意思決定をタイムリーに行うには、情報に基づいた分析と連携に最適な視覚化とデータ統合が実現できる環境が必要です。また、ルームデスクトップの生産性を管理するにあたり、ビデオウォールに加えて、複数のコンピューターとディスプレイを直感的に操作・管理できる効率的なオペレーションも不可欠です。
コントロールルームのマルチタスクを容易にするATENマルチビューKVMスイッチは、あらゆる業務フローとシームレスに相互運用できるソリューションです。1カ所のコンソールから多用途画面を使ってディスプレイ上の集中的なビジュアルデータを同時に処理します。最大4系統のビデオ入力を1画面に統合できるため、費用対効果も高く、人間工学的なアプローチでリアルタイム監視が最適化されるため、コントロールルームのオペレーションが迅速に行われるようになります。コンピューターを増設する場合は、KVMスイッチをさらにデイジーチェーンまたはカスケード接続することで対処可能です。4×4のグリッド設定で一度に最大16のビデオソースを使った連携に対応できます。
マルチビューのアジリティーに加え、ATENのKVM/KMスイッチのマルチスクリーンコントロール機能を使えば、マウスカーソルを複数のディスプレイやウィンドウの枠を超えて移動させることで、操作するコンピューターを直感的にサッと切り替えることができます。複数のディスプレイを介して複数のシステムから重要な情報に直接アクセスすることで、多機能コントロールルームの配備を合理化し、あらゆる不測の事態へリアルタイムに対応できます。
優れたビジュアル品質
複数のディスプレイでチーム連携を頻繁に行ったり、デスクトップコンソールステーションでミッションクリティカルなオペレーションを行ったりする環境に対して、最大4K DCIの画像品質を提供します。
Video DynaSync™
独自のATENテクノロジーにより、起動時の表示の問題が解消され、異なるソース間の切り替え時の解像度が最適化されます。
統合管理
デイジーチェーンまたはカスケード接続でコンピューターを増設できるため、1カ所のコンソールから最大16台のビデオソース(コンピューター)の一元管理が可能になります。
周辺機器の共有
USBデバイスにホットプラグし、コンピューター間でデータを共有できるUSBポートが提供されています。
汎用的な表示モード
デュアル出力の構成では、マルチソースのビデオを各種表示モード (フルスクリーン、クアッドビュー、PiP(ピクチャ・ー イン・ピクチャー)、PbP(ピクチャー・バイ・ピクチャー)、PoP(ピクチャー・オン・ピクチャー)でメインのディスプレイに表示できます。選択ソースをサブ用ディスプレイに全画面表示できるため、重要な詳細の見落としがなくなり、オペレーションを効率化できます。
デイジーチェーン&カスケード接続対応
マルチビューKVMコンソールから、デイジーチェーンまたは2段階のカスケード接続経由で最大4×4マルチビューモード表示の映像を使用して最大16台のコンピューター(ビデオソース)を操作できます。
ソリューションの実例
マルチビューモニター
CMS(集中管理システム)として機能するCL3884NWは、リアルタイム監視が必要なシーンにおいて、NVR(ネットワークビデオレコーダー)制御のマルチビュー・モニタリングを実現します。一般的に、どのNVRも高額なライセンス料が必要で、自社のCMSとのみ動作するように設計されているのに対し、CL3884NWは、管理ソフトウェアに追加コストをかけなくても、さまざまなメーカーのNVRを統合できます。デュアルスライド設計のCL3884NWは、1Uサイズでラックマウント可能です。キーボードとタッチパッドを使用しないときは、個別にスライドして収納できるため省スペースです。
- 奥行きが短い18.5インチLCD KVMドロワー
- 1Uでマウントできるデュアルスライド設計
- ビデオソースを最大4×4でコンソールに表示
- キーボードとタッチパッドの個別スライド機構で省スペースを実現
- 優れたハードウェア互換性
- ソフトウェアの追加インストール不要
メディア制御
CM1284は、マルチビューのアジリティーでデスクトップ操作を合理化できる製品です。最大4台のHDMIコンピューターと2台のHDMIディスプレイを接続できるCM1284の導入によって、マルチビュー画面を構成し、1台のディスプレイ上で複数のビデオソースを簡単にリアルタイム監視することができます。
- シングルコンソールでデュアル出力 – マルチビュー出力とフルスクリーン出力
- マルチスクリーンコントロール – ウィンドウ間のマウスカーソル移動で直感的な切り替えが可能
- コンピューター選択手段を複数提供 – 本体フロントのボタン、ホットキー、マウス、OSD、IRリモコン、RS-232Cコマンド
- Video DynaSync™ – 異なるソース間の切り替え時に、最適化された解像度を提供しながら起動時の表示の問題を回避
- EDIDエキスパート – 最適なEDID設定を選択することで、スムーズな起動と高品質での表示を実現するとともに、画面全体で最大解像度の使用が可能
- 個別切り替え – USB周辺機器、オーディオ、KVM操作をそれぞれ別のポートで選択可能
CM1284 | CM1164A | CL3884NW | |
---|---|---|---|
コンピューター接続数 | 4 | 4 | 4 |
解像度 | 4096 x 2160 @ 30 Hz | 1920 x 1200 @ 60 Hz | 1920 x 1080 @ 60 Hz |
パネル | |||
デュアルディスプレイ対応 | |||
ポート選択 | ボタン、ホットキー、IRリモコン、OSD、マウスホイール、マウスカーソル、RS-232Cコマンド | ボタン、ホットキー、IRリモコン、OSD、マウスホイール、マウスカーソル、RS-232Cコマンド | OSD、ホットキー、プッシュボタン、RS-232Cコマンド |
マルチスクリーンコントロール | |||
Video DynaSync | |||
HDCP | 1.4 | 1.4 | 1.4 |
デイジーチェーン接続 | (最大16台) | (最大16台) | |
カスケード接続 | (最大16台) | (最大16台) |
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